2003年に北島康介選手が100m平泳ぎで世界新記録を樹立したこともある世界水泳選手権。
世界水泳は2年おきに世界各地で開催されており、日本水泳界ではオリンピックに次いで重要な大会にも位置づけられています。
そんな世界水泳のテーマ曲といえば、B’zの『ultra soul』を思い出す人も多いのではないでしょうか?でも実はウルトラソウル以外のテーマ曲も使われていたのです。
B’zのウルトラソウルはいつから使われていて、なぜ今もなお『世界水泳=ウルトラソウル』の根強いイメージが残っているのでしょうか?
世界水泳の歴代テーマ曲と一緒に合わせてご紹介していきたいと思います。
世界水泳のテーマ曲がB’zウルトラソウルなのはなぜ?理由は?
世界水泳のテーマ曲がB’zの「ultra soul」なのはなぜでしょうか?理由をピックアップしてみました。
- 盛り上がるから
- テーマ曲として定着したから
- ultra soulの意味が選手たちのイメージとマッチしている
理由①ウルトラソウルは盛り上がる
まずひとつ目の理由としてB’zのultra soulは楽曲的にもかなり盛り上がります。
B’zのライブでも盛り上がる曲として定着していますし、熱い戦いを繰り広げる選手たちの姿ともかなりマッチしますよね。
筆者も2001年の世界水泳・福岡大会を実際に観に行きましたが、水球でゴールが決まった瞬間に「ウルトラソウル!ヘイ!!」が流れた時はしびれました!
B’zのultra soulが盛り上がる曲で、世界水泳の熱い競技ともマッチしているのは間違いないです。

世界水泳のテーマ曲なら、ultra soulのカップリング曲だった「スイマーよ!」でもいいじやないか
というもっともな意見もありますが、スイマーだと「泳ぐ人、競泳選手」という意味になってきます。
飛込競技や水球、アーティスティックスイミングなど各競技も行われる世界水泳のテーマ曲としては少し合わなかったのかもしれません。
理由②テーマ曲として定着したから
世界水泳でB’zのultra soulが使われる理由は「テーマ曲として定着したから」だと考えられます。
競技は違いますが世界陸上では織田裕二さんの「All my treasures」が世界陸上の曲として定着していましたね。
これと同様に、世界水泳でも競技を放送するテレビ朝日のテーマ曲ではウルトラソウルが長年使用されています。
「B’zのウルトラソウルといえば世界水泳」というイメージが定着するほうが、世界水泳の認知度も上がってきますので、そういった意味でも使われ続けたのではないでしょうか?
理由③ultra soulの意味が選手たちのイメージとマッチしている
B’zのultra soulは世界水泳のテーマ曲として書き下ろされた楽曲です。
そのため、ウルトラソウルは究極の応援歌になっているんです。
詳しい解説ははぶきますが、「ウルトラソウル=強い心(メンタル)」と読み解くこともできます。
世界の舞台で戦う選手たちは、来る日も来る日も諦めずに強い心で戦い続けていますので、そんな選手たちのイメージにもピッタリと当てはまるんです。
B’zのウルトラソウルが世界水泳のテーマ曲として使われる理由は、以上のような理由があるためだと考えられます。
世界水泳テーマ曲でB’zウルトラソウルはいつから使われている?
世界水泳のテーマ曲としてB’zのウルトラソウルは2001年の福岡で行われた第9階世界水泳選手権から使われるようになりました。
2001年の世界水泳は、アジアで初めて開催された記念すべき大会でもありました。
テレビ朝日がこの大会から世界水泳を放送するようになり、2001年3月に発表されていたB’zの「ultra soul」がテーマ曲になりました。
B’zの松本孝弘さんによると、世界水泳のために制作された曲ではありませんが



そういう話(テーマ曲の話)はなんとなくあった
とのことで、スポーツをテーマに制作されています。
世界水泳2001福岡大会では北島康介選手が200m平泳ぎで銅メダル、アメリカのイアン・ソープ選手が6冠を果たすなど、かなり盛り上がりをみせています。
またこの頃から日本競泳界で活躍する選手が増え始め、水泳競技の人気もじわじわと上がり始めました。
>>世界水泳2023の注目選手は誰?海外の選手や日本メダル候補も!
世界水泳の歴代のテーマ曲は?
世界水泳といえばB’zのウルトラソウルのイメージが強いですが、実はウルトラソウル以外のテーマ曲もありました。
2001年
福岡で行われた第9回世界水泳のテーマ曲はおなじみB’zの「ultra soul」です。
B’zといえばウルトラソウルというほどの代表曲にもなっています。
大会後半にはB’zの『GOLD』という楽曲も使用されています。
2003年
2001年と同様にB’zのウルトラソウルが起用されました。
他にもB’zの『GOLD』『スイマーよ 2001!!』『IT’S SHOWTIME!!』『野性のENERGY』などの楽曲も使用されています。
2005年


2005年にはSMAPの『BANG! BANG! バカンス!』が世界水泳テーマ曲として使用されています。
SMAPの『BANG! BANG! バカンス!』は当時のテレビ朝日スポーツ中継の統一テーマ曲として使用されていました。
2007年
2007年はSMAPの『Mermaid』が世界水泳テーマ曲に使用されています。
こちらの楽曲も当時のテレビ朝日スポーツ中継の統一テーマ曲になっていました。
SMAPのMermaidは19枚目アルバム『super.modern.artistic.performance』に収録されています。
2009年
2009年はSMAPの『スーパースター★』が世界水泳テーマ曲になっています。
こちらの楽曲も当時のテレビ朝日スポーツ中継の統一テーマ曲でした。
2011年
2011年はテレビ朝日が世界水泳の放送を始めて10周年ということもあり、再びB’zのウルトラソウルが起用されました。
その際にB’zがウルトラソウルを新たにレコーディングした『ultra soul 2011』が世界水泳のテーマ曲として使われました。
2013年~
2013年の世界水泳では、2001年大会で使用された『ultra soul』が12年ぶりに世界水泳テーマ曲として使用されました。
それ以降の2015年、2017年、2019年、2022年の世界水泳のテーマ曲としても『ultra soul』が起用されています。
また、2014年、2018年のパンパシフィック水泳大会でもテーマ曲としてB’zのウルトラソウルが起用されています。
B’zのウルトラソウルは2001年以降、世界水泳6大会、パンパシフィック水泳2大会の計8大会でテーマ曲として使用されています。


まとめ・世界水泳テーマ曲がB’zウルトラソウルはなぜ?いつから使われている?
今回は世界水泳のテーマ曲としてB’zのウルトラソウルがなぜ使われ続けるのか?いつから使われているのか?についてご紹介していきました。
B’zのウルトラソウルはスポーツをテーマに楽曲が作られており、世界の舞台で熱い戦いを繰り広げる選手たちの姿にもかなりマッチする曲ですので、今後も使われ続けそうですね!
2023年の世界水泳でもウルトラソウルで選手たちの戦いを応援しましょう!