スマブラの非公式コミュニティ世界大会である『Smash World Tour 2022(SWT)』の中止が2022年11月29日に発表されました。
Pandaや任天堂が絡んでいるようですが、中止までの経緯が分からないとの声も多いです。
直前でのSWT中止の理由や原因が何なのか?分かりやすくまとめていきます。
スマブラ世界大会・SWTが突然の中止を発表
The upcoming Smash World Tour Championships and the entirety of the 2023 Smash World Tour must be cancelled.
— Smash World Tour 2022 (@SmashWorldTour) November 29, 2022
Full Story: https://t.co/3ro3q7rr4h pic.twitter.com/Gcgcgakdvp
2022年12月から開催予定だったスマブラの世界大会「Smash World Tour 2022」の中止が発表されました。
サイトでは英語で一連の経緯を説明。ゲームを発売した任天堂との間で、米esports団体「Panda」との関係性やライセンスをめぐるやりとりを詳細につづった上で「スマッシュワールドツアーチャンピオンシップと2023年スマッシュワールドツアーの開催を中止することを、大変残念に思っています」とした。
引用:ライブドアニュース
SWTからの突然の中止発表に、世界大会を楽しみにしていたユーザーからは悲しみの声が届いています。
さらに、SWT大会の中止の経緯がよく分からないとの声も多いです。
パンダや任天堂も絡んでいるようですが、一体なにがあったのでしょうか?
SWT中止までの理由や時系列を分かりやすく解説
SWT大会の中止までの経緯を分かりやすくまとめていきます。
- Panda(パンダ)と任天堂USAがパートナーシップ契約
- 任天堂側からSWTにもパートナーシップ・協業の打診
- SWTチャンピオンシップ開催
- この時点では任天堂からの要請で、パートナーシップに関する発表を控える
- 2021年3月のSWT2022ツアー発表に備えて、開始前までに任天堂のライセンス取得予定
- 任天堂と話し合いを重ねる
- 任天堂は一貫して透明性のある話し合いをしてくれた
- SWT2022の詳細について最終確認
- 1月下旬に2022年分のライセンスを申請
- 同時期に、パンダによるローカル大会へのSWT2022関与を妨害する動きが進む
- SWTは任天堂にパンダの妨害を直訴
- 任天堂は「パンダのライセンスが独占的でない」とし、SWTとの共存を念押しして安心させてくれた
- SWT2022発表の数日前に、任天堂からパートナーシップに関する回答が届く
- 世界規模のツアーで、他国の任天堂チームとの調整が必要とのこと
- そのため、正式なライセンス取得がツアーに間に合わないと言われる
- とりあえず任天堂との過去の話し合いを元に、SWT2022ツアーを開催することに
- 任天堂側からは暫定処置として、2022年12月開催のSWTチャンピオンシップの「シングルイベントライセンス」申請を勧められる
- 同時期に、パンダCEOが「SWTは閉鎖される」とローカル大会主催者に言い続ける
- パンダ側は「SWTに参加すればパンダカップに参加できなくなる」と脅す
- パンダがBTS(Beyond the Summit)に直接交渉し、放映権を解放してもらおうとする
- BTSは放映権をタダ同然でパンダに譲るメリットがないと判断、関与を断る
- パンダCEOがBTSに対して、パンダカップに参加しないのなら、2023年のスマブラ関連の運営をすべて止めさせると脅す
- さらに任天堂を直接関与させて、すべてのトーナメント放映権に影響を与えると脅す
- 結果、BTS側に多くの大会がつき、パンダカップへの参加を見送った
- SWTは一連のパンダ騒動を任天堂側に報告
- SWT2022に関する提案書を任天堂に提出
- この時点でも任天堂側は非常に協力的だった
- パンダの独占ルールが変更
- パンダカップとSWTの両方に参加可能とした
- 複数の大会に任天堂のライセンスが付与された
- パンダカップ開催が発表
- 任天堂とSWTの対話が遅くなる
- 任天堂はSWTのライセンス申請や、7月の発表を認識していたはずだが、返答や対応がとても遅かった
- 2023年以降のSWTと任天堂の良好な関係を保つために、任天堂の指示に従い、チャンピオンシップの発表を遅らせる
- 任天堂から数カ月間音沙汰なし
- チャンピオンシップの開催を発表
- その後、任天堂から連絡があり、他のイベントで多忙のため対応が遅れたことを謝罪される
- SWTのチャンピオンシップ発表に対しても理解を示した
- 任天堂と打ち合わせ
- 任天堂側でSWTに対して何も決まっていなことが明らかに
- 任天堂側には多くの意思決定者が関わっていること・これまでのSWTと任天堂のやり取りも知らない人が多いと判明
- SWTは意思決定者たちと対話する意向を申し出る
- 任天堂と再び話し合い、任天堂に進捗を確認する
- チャンピオンシップまで残り1ヶ月しかなかった
- 任天堂は「多くの意思決定者がいること」「スマブラコミュニテイ、SWTなどとの関係を重要視するものがいること」を教えてくれる
- SWTは任天堂に「意思決定者」たちに会える機会が欲しいと打診
- 任天堂は「自分たちに何ができるか考える」「今後の計画を話すために定期的に会おう」と言ってくれる
- 任天堂から「今後SWTは商用ライセンスのみでの活動を」「今後のチャンピオンシップや2023年以降のライセンスは与えられない事を発表しなさい」との連絡がくる
- 任天堂に詳細を聞いても、詳細な理由については教えてくれなかった
- SWTは、任天堂がSWTが存在し続けることを望んでいないように感じた
- SWTは2023年はライセンス無しで運営し、2024年以降に協業できないか打診する
- 任天堂は打診に対して「そのような時代は終わった」と答えた
以上がSWTが公式に発表した経緯です。
「とりあえずSWTやめようか、理由や判断過程は説明できない」って言ったらしい。あとライセンス申請に関して認識のすれ違いもあったらしい。とにかくpandaが悪い。世論が正しかった。Nintendoも2割くらい悪いとは個人的に思った(お気持ち表明)
— miru (@miru182384274) November 30, 2022
現時点ではSWT側のみの言い分ですので、真相ははっきりとしていません。
今後、任天堂側やパンダ側からなんらかのアクションがあれば追記していきます。
SWT中止にひどすぎる!ショックとの声が多数
チャンピオンシップ開催直前での中止発表に、SNSでは悲しみの声が広がっています。
SWT中止はひどすぎる。
— のぼ (@TmIw8x) November 30, 2022
W杯開幕10日前にW杯中止が発表されるみたいなもの。
SWTのために海外まで遠征していた選手が山ほど居たはずだし、panda cupなんかでは到底代わりにならない。
SWT中止…………?ショックどころの感情じゃない…嘘でしょ…?? 発表のタイミングエグすぎ……
— りいはる (@miwo_classic) November 30, 2022
SWT中止で涙止まらん
— かぁくん (@mushi_chawann) November 30, 2022
よひどらさんが海外で活躍する姿を見たかった
swt中止、流石にこのタイミングで任天堂が通知するの流石にこれ以降任天堂系ゲームで大きなユーザー大会開くの無理になるレベルだろ。(もしかしたらそれが任天堂の意図かもしれないけど)
— S字矢印・K (@yazirusi_S) November 30, 2022
さすがにSWT中止についての声明を任天堂で出して欲しいわ…主催側の声明だけじゃ一方的だし、パンダは信用できんし、このままだと任天堂が悪いとしか判断できんやん
— 出世魚 (@uduki_123456) November 30, 2022
完全に我関せずのスタンスを一貫してるならいいけど、パンダには与しててSWTとも交渉してるのなら何かしら弁明はしてくれんと
一部ユーザーからは、SWT側にも否があったのでは?という疑問の声も届いています。
SWT中止の件で任天堂側がたたかれてるけど、ライセンスなしの無許可で利益の出る大規模大会開く方が悪くね?
— qqqq (@VtZpl99BMXLWesU) November 30, 2022
普通ライセンス取ってから企画するんじゃないのか?
ライセンス料だってめちゃくちゃ高いんだからパンダが怒るのも当然だと思うけど。
コメント
コメント一覧 (1件)
全部読んだけど、いや任天堂が悪くない?全面的に。
ダメならダメで早めに返信すればいいのに、1年間も宙ぶらりんにして、ギリギリになってからダメって・・・・・スマブラを終わらせたいとしか思えない。
競技シーンとか配信者がいるからスマブラがここまで売れたり盛り上がってるっていう自覚ないとしか思えない。
大会なくなったらプロも引退して、VIPなんて速攻で過疎って誰もやらなくなって、次回作出ても盛り上がらなくなってから後悔しろよ。