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赤木かん子が改装した広島の学校図書館どこ?廃棄の基準はどんなもの?

赤木かん子が改装した広島の学校図書館どこ?廃棄の基準はどんなもの?

児童文学評論家である赤木かん子さんが、広島県立学校の図書館リニューアルに携わっているニュースが話題です。

赤木かん子さんは広島県内の15校で、改装に伴い約11万冊の蔵書を廃棄したそうです。

はたしてどこの学校で、どんな基準で11万冊の蔵書が廃棄されたのでしょうか?

目次

赤木かん子が図書館リニューアルで11万冊の蔵書廃棄

図書館

児童文学評論家である赤木かん子さんが、広島県内の県立学校で図書館リニューアルを行ったとの報道がありました。

その際に、約11万冊の蔵書を廃棄したということも報道されました。

県教委は、赤木氏が関わった15校で11万1490冊を廃棄したと説明する。代わりに購入したのは1万3千冊。各校とも赤木氏が作成したリストから本を買った。

引用:中国新聞

この報道に対し、世間からは大きな注目が集まっています。

赤木かん子が改装した広島県立の学校図書館はどこ?

広島

赤木かん子さんが関わった広島県内の15校は一体どこの学校なのでしょうか?

赤木かん子さんは自身のオフィシャルサイトで改装した図書館の名前を公表していました。

赤木かん子が改装した広島県内の学校

  • 高学校
    • 県立福山工業高校
    • 県立五日市高校
    • 県立大竹高校
    • 県立神辺高校
    • 県立黒瀬高校
    • 県立佐伯高校
    • 県立福山商業高校
    • 県立宮島工業高校
    • 県立尾道商業高校
    • 県立呉商業高校
    • 県立庄原格致高校
    • 県立熊野高校
    • 県立廿日市高校
    • 県立三原東高校
    • 県立府中東高校
  • 中学校
    • 福山市立駅家中学校
    • 福山市立芦田中学校など10校以上
  • 小学校
    • 福山市立駅家西小学校
    • 福山市立瀬戸小学校
    • 福山市立緑丘小学校など20校以上

赤木かん子さんのオフィシャルサイトによると、広島県立高校で15校、県内の小中学校では30校以上の図書館リニューアルに携わっていたことが分かりました。

特に福山市内の小中学校での図書館リニューアルが多い印象でした。

赤木かん子の廃棄本の基準とはどんなもの?

図書館・本

広島県内の県立学校の図書館リニューアルで、約11万冊の蔵書を廃棄したという報道がありました。

一体、どんな基準で11万冊の蔵書が廃棄されたのでしょうか?

廃棄された蔵書がどんなものであるかの明確な報道はありません。

ですが、赤木かん子さんの過去のインタビューなどからその基準を伺うことができます。

赤木かん子の本の選別基準は?

残す本

  • 郷土資料
  • 学校が昔作った文集やその類似本
  • 戦争と核に関する本
  • ある分野における「最初の本」

要らない本

  • 昔に流行して今は読まれなくなった物語
  • データの古い社会科学の本
    • 20年前の日本風土記
    • 平成大合併以前の日本地図
    • ベルリンの壁崩壊以前の世界史の本
  • データの古い自然科学の本
    • 羽毛恐竜が掲載されていない恐竜本
    • 2006年以前の宇宙本などはほぼ全部

参照:東洋経済オンライン-児童文学評論家・赤木かん子の「学校図書館ビフォーアフター」がすごい

東洋経済オンラインのインタビューによると、時代の変化とともに、図書館の役割も変化してきているといいます。

ですが学校図書館の基本的な考え方は1980年代からほとんど変化していないために、テコ入れが必要な図書館は多いそうです。

時代とともに学校図書館に蔵書される本の特徴も変わってきており、現在の学校図書館に蔵書される本の割合に関しては以下のように述べています。

自然科学が5、社会科学が3、文学が2ぐらいの割合でいい

1980年代までは文学全盛期だったため、「物語」がいちばん人気があり、学校図書館は新しい物語を買い足すだけで済んでいました。

図書館・本

ですが90年代からは物語よりも、自然科学や社会科学が主流になってきたんだとか。

私はほとんど見直しが必要だと思っています。80年代までは文学だけだったから素人でもいけたかもしれない。でも今は自然科学や社会科学が入ってきて、図書館をつくれる人がいません。頑張っている先生もいますが、先生に図書館をつくって!は酷だと思います。全体を知っている人がつくるべきで、きちんと司書を雇ってほしいですね。

引用:東洋経済オンライン

図書館の改装で一番最初に手をつけるのが、いらなくなった本を捨てることだそうです。

ですがいらない本を選んで捨てる事が、実は一番むずかしい仕事でもあるんだとか。

ある人にとっては必要であっても、ほかの人にとっては不要なものであったりもするでしょうから、その選別が難しいことは想像に難くないですね。

ある一定の基準を決めて取捨選択することは不可欠なのかもしれません。

赤木かん子の図書館リニューアルした学校や廃棄基準まとめ

今回は赤木かん子さんが広島県内で図書館改装に携わった学校がどこなのか?

そして廃棄本の基準がどんなものなのかについて調べていきました。

図書館に蔵書される本は時代とともに変化してきているため、選別が難しそうだな…ということは分かりました。

広島の県立校で廃棄された11万冊もの蔵書がどんなものであったのかは、明確に分かりませんでしたが、こちら分かり次第更新していきます。

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